期間:2021年1月13日〜2月11日
漕行ルート:大阪淀川河口→鹿児島志布志港
漕行日数:19日
漕行距離:745km
メンバー:山本啓太、運天陵、佐藤瑛彦(キビー)、南平純
1日目
淀川→明石川河口 43キロ
5時半起きで凍ったテントを撤収
これから始まる日々にワクワクもあるが不安も大きい
前日の夕飯と当日朝飯はキビーの奥さんが作ってくれて感謝
送迎と見送りもお父さんがしてくれた
7時すぎスタート
視界が悪いし堤防が多く現在地の把握が難しい
12時半に明石大橋手前のビーチ上陸
流れていたので潮止まりまで待機
明日の行程をミーティングしてキビーが小豆島を狙えないかと話す
みんな乗り気でいきなり想定外の翌日60キロの島渡り決定
14時頃に再出発したが明石海峡3ノット向かい潮でキツい
その後も明石川までひたすら向かいで6キロ2時間かかる
岸ベタでなんとか反転流つかんで移動
大潮だったが明石の潮位差20だったのでナメていた
林崎まで行く予定だったが力付きて手前で上陸
海苔加工工場があったので焚き火叱られる
夜は暇なので街徘徊、コンビニ買い出し
2日目
小豆島小島59キロ 無風
5時半スタートで南西目指す
闇夜で潮が速く現在地の把握が難しい
背後の夜景が動いていなかったので流されてはいなさそうだが心配になりgpsチェック
西2ノット追い潮だったので問題なし
前日の明石海峡の潮を経験したのでちよっとビビりすぎた
その後は八幡スタイルでgps計器として使用
現在地は見ずに流されている方角とスピードと進んだ距離だけ確認していくが、これだけでも安心感はある
視界がほぼゼロのまま数時間漕ぐと家島諸島の上島を右手側に発見
ようやくおおよその現在地がわかり、良いラインで狙えていることに安堵
松島手前から南に流されていたが翌日小豆島を南回りの予定だったのでそのまま流されながらより南の海岸目指す
14時すぎに到着
みな少し体は痛いがまだまだ元気
運天の淹れてくれたコーヒーが有り難い
2日目にして視界なく潮も速い海を60キロ漕げたことに皆自信を持てた
久しぶりの島渡りだったか、コンパスで迷いなく来れたこともわかった
また久々の夜漕ぎへの恐怖心も全くなくなった
3日目
玉野犬戻鼻西の浜50キロ 西3m
5時半スタート
午後から吹く予報だったので北ルートで早めに本州側に張り付く
結果吹かず終日穏やかだが、この日も視界は極端に悪い
薄暗い中、小豆島藤崎から前島へ島渡り
備讃諸島も流れなく穏やかで直島の土砂の採掘現場にがっかり、イメージとかなり違う
荒神島の対岸に航空写真であるはずのビーチが水没してなく途方に暮れたが、なんとか別の近くのビーチに上陸
高松の街並みと円錐状の島々に遠くに見える瀬戸大橋がようやく瀬戸内に来たと実感させる
霜焼けがひどく手の甲が痛い
4日目
児島大畠海浜公園12キロ 西2→7m
6時スタート
朝から風上がるのでとりあえず街まで移動
堅馬島から地獄のようなパドリングで8時過ぎ到着
漁港で朝からビールで乾杯
近所のおじさんに不審者扱いされちょっと怒られる
うどん「さぬきや」のお母さんにに親切にしてもらう
天ぷらうどんとタコ飯美味しかった
おぶちゃん、神戸スタッフのミッシーさんにお世話になる
買い出し、温泉、鷲羽山観光
ミッシーさんから夜はビールの差し入れも
湯冷めしてちょっと風邪っぽいので薬飲んで早めに寝る
5日目
広島江の浦浜16キロ 西1→7m
体調復活
5時起きでおぶちゃんに近くのうどん屋に連れてもらう
7時半出発
10時くらいから風上がるので広島目指す
潮止まりのため瀬戸大橋問題なし
幻の砂浜で糸井ジャンプの撮影会
もたもたしていたら予報通り爆風になり撮影会したことを後悔
上陸後八幡神社と役場に挨拶
カヤックは珍しいのかみんな声をかけてくれ、温かく迎え入れてくれた
充電は役場で、夜は風強いので防風林の内側でキャンプさせてもらえることに
6日目
停滞
昼から西の集落目指す
ちょうど夜漕ぐ方角が見えたので事前にチェック
役場と郵便局員の第一村人ニッシーに挨拶
夜には風が落ち着くので夜中に漕ぐことに
連日の朝一暗闇漕ぎで鍛えられたのか、潮さえ合えば昼でも夜でも関係なく漕げるメンタルになっていた
18時就寝23時半起き
7日目
伯方島三小島南の浜68キロ 無風→北東4m
夜中0時半出発
1時出発の予定だがみんな気合い入ってるので準備早い
夜間は氷点下
怖さはなく自信が勝っていた
小飛島が若干北に流されたくらいでそのほかは問題なく思い通りのラインで行けた
夜行虫にオリオン座気持ちよかった
走島からの朝方は眠気との戦い
弓削島50キロ8時半到着後、14時まで潮待ちし船折瀬戸から伯方島西のビーチ上陸
8日目
倉橋島桂浜55キロ 東5のち無風
6時出発
岡村島の北側行こうとしたが潮逆のため諦めて倉橋へ
斎島から東風上がる
倉橋島手前が北に流れて進まず、後半は集中力きれてかなり辛かった
16時頃到着
温泉と飯
夜中雨だったので松の下にテント張る
体力はあるが精神的にみんな疲れてすぐ就寝
9日目
上関上関漁港東の浜58キロ 北東4→北西3
8時半発
朝パタゴニア広島スタッフのたもさんが差し入れ
15時周防大島南に到着
翌日天気悪そうだったので休憩だけして16時上関まで
士気が高かったので夜漕ぎ突入も問題なし
19時着中間地点ということで軽く打ち上げ
10日目
停滞 北東8m
1日雨
ゲストハウスのまるごとに挨拶、道の駅、温泉、牡蠣小屋で夕飯
優しい牡蠣小屋の兄ちゃんにキャンプサイトまで送ってもらう
11日目
停滞 北東7m
道の駅で干物とみかん
肉がなくひもじくなってきたが我慢
牡蠣小屋に挨拶して水くませてもらう
12日目
大分空港南の浜55キロ 北東4m→無風
8時過ぎ出発
天田島へ移動したが風弱いので国東へ
予報は北東8だったが、結果無風か追い風
天気予報より自分たちの身についた感覚を信じた
空港近くの上潮に苦戦
18時半着
漕ぐ予定じゃなかったので朝のスープだけで腹減った
近くのスーパーでカップラーメン
全身濡れていたので寒かった
13日目
佐賀関白木海水浴場35キロ 無風→南東5
8時出発
視界5キロ雨の中別府湾横断
湾の奥に煙突が見えるくらいでほとんど現在地分からず
5キロ手前でようやく岬がわかった
230で若干西に流されていたので、220で修正
関崎は潮止まりで流れなく眺望もない
関サバ館で寒さしのぐ
水温上がり南国感が徐々に強くなる
14日目
津久見楠屋鼻南の浜15キロ 北西8
8時過ぎ出発
風が強いがとりあえず行けるところまで行ってみる
徐々に風が強くなり前後の距離が離れがち
波も高くなってきたので岬まで行かずに終了
昨日で厳しい場所はすべて漕ぎ終えた安堵で気が抜けていたこともあり、日程に余裕もあるので無理しない
もしここで誰か死なせてしまったら家族に申し訳ないと、みんなの家族の顔が出てきて漕ぐ気分になれなかった
15日目
佐伯くよむ鼻北の浜57キロ 無風→北西7m
6時出発
鶴御崎手前から予報に反して北風上がる
岬は周辺は潮速くぐちゃぐちゃ
佐伯の海岸線はこの旅一の絶景で見渡す限りの断崖絶壁
今日のノルマである芦崎鼻をすぎてから、翌日の風を考え上陸地に悩む
16時すぎに屋形島対岸に上陸
16日目
延岡大瀬川大瀬橋35キロ 北西8→西南西8→西7m
夜中から爆風でテント飛ばされそう
朝方もまだ風が残っていたので、7時出発をやめ待機
落ち着いてきたので7時半に出発
個人的には今日は漕がなくてもいいかも?と思っていたが、運天キビーは漕ぐ気満々なので判断を任せた
前半は風の中の湾横断
島浦島の湾は向かい風強め
しばらく落ち着き火打崎超えてから西南西爆風
漁港に一時避難した風が収まるのを待つ
ケイタ君の判断で16時半出発
西風強い中2時間かけて延岡の大瀬川河川敷へ
後半の寒さはきつかった
上陸後着替えてイオンへ駆け込む
17日目
停滞
チキン南蛮、コインランドリー、七海ちゃん差し入れ、温泉、国技館の大将に酒もらう
天気が良いのに完全休息日にあてたのは初
かなりリラックスして過ごせて心身共に回復
18日目
日向御鉾ヶ浦海水浴場25キロ 無風
若干二日酔いのためのんびり準備して9時半?出発
大瀬川河口が閉じていたので水門通って五ヶ瀬川から出る
日向手前の海岸線も美しかった
19日目
停滞 南東10m
馬が背、クルスの海、マックスバリューへ買い出し
もつ鍋と岩切さんにステーキの差し入れで満たされる
20日目
川南漁港35キロ 北西6m→南東7m
8時スタート
午後から向かい風でなんとか川南
2時間近く強風向かい風でかなり疲れた
平坦な土地は場所が分かりづらく、間違えて危うく先へ進みそうになった
漁港に上陸
漁師はみな優しく話しかけてくれる
トイレも貸してくれた
21日目
青島ビーチパーク42キロ 無風→南7→南東6m
8時出発
宮崎港からは3時間近く強風向かい風の中漕ぐ
1時間ほどケイタ君確認できず心配したが、青島で合流
スーパーで買い食い、温泉
22日目
鵜戸漁港横の浜21キロ 無風→北西8m
8時出発
wfk宮崎の松本さんにご挨拶
風も強いので無理せず昼過ぎ到着し、鵜戸神社に参拝
夜タカさん合流
23日目
宮之浦漁港32キロ 西2m→南東6m
8時出発
南郷からは南国感がすごい
幸島目指すがビーチに猿いて居心地悪そうだったので宮之浦へ
幸島からは向かい風強い
漁港に上陸し漁協に許可もらう
24日目
志布志漁港32キロ 東3m→北西1m
8時起き
雨の中のテント撤収
志布志湾は北風上がりそうだったので岸よりのコースで
昼過ぎにゴール
釣りのおばちゃんに写真とってもらう
マルエーまで荷物運び洗わせてもらう
街に移動し公園でキャンプからの打ち上げ
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